アダムの末裔

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 「當時地にネフィリムありき」 
  創世記第6章第4節

聖書によると、アダムとイブの子孫が地上に増え広がった頃、天界から天使達が降り来てました。彼らは人間の娘達と交わり、それにより新たな種族が誕生したのです。

彼らは、「ネフィリム」 と呼ばれました。

彼らは身長が異常に大きく、また大食いであったため、人間たちの収穫物だけでは腹を満たすことは出来ず、鳥や獣を食い、人間を食い、ついにはネフィリム同士で共食いするようになり、ネフィリムたちの争いにより世界は荒廃したのです。


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地上の荒廃を嘆いた神は、大洪水により世界を滅ぼしたのです。これが「ノアの洪水」です。



巨人は世界中の神話に見られます。


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ギリシア神話のタイタン。
北欧神話の巨神オーディン。
ユダヤ教の人造人間ゴーレム。
アステカのトアルテクトリ。
マヤのカブラカン。
ネイティブアメリカンのウェンディゴ。
シベリアのマングィス。
インドのヴィシュヌ。
中国神話の坂盤古。
ポリネシアのマウイ。

日本ではダイダラボッチが有名です。

その他、無数の巨人達が世界中の伝説や神話に見られるのです。

神話だけではありません。紀元前400年にヘロドトスが書いたペルシア戦史には、身長2メートル半のほぼ完全な人体の骨が発見されたことが記載されています。

ローマのアヴェンティヌスによれば、カール大帝の軍隊にはオエナテレスという名の巨人がいました。彼はシュヴァーベン地方の村チュルガウの出身で、体が大きかったため、戦闘で敵の隊列をくつがし、何人もの兵士を一度で槍に突き刺して肩に担いだといいます。

1678年、コンスタンティノプールからウィーンへ1本の歯が送られました。それはエルサレムの近郊で、ある大きな墳墓を発掘しているときに見つかったと言われ、その墓にはカルデア文字で「巨人オグ、ここに眠る」と刻まれていました。そこからその墓は、バシャンの王で、モーセによってその国民とともに滅ぼされた有名なオグの墓であると考えられました。オーストリア皇帝は金貨2千エキュでその遺物を買い取りました。

1519年にはマゼラン探検隊によって、アルゼンチンの有名なパタゴンが発見され、同探検隊のアントニオ・ピガフェッタによってヨーロッパに伝えられました。当時の探検概要には次のように記されています。
「航海を続けた後、彼らは、大きな身長を持つ種族が住む国に辿り着いた。探検隊に属する平均的な男の頭は、彼らの腰までしか届かなかった。彼らは、人間の声より牛の鳴き声に似た、騒々しい音をたてていた。」


20世紀初頭、フランス政府の要請によりアフリカのチャドを探検した民族学者ドゥコース博士がチャド湖周辺で巨人族を発見したとの報告をしています。



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張宇興は1846年福州で生まれ、19歳のときにロンドンにやってきました。彼は完璧なプロポーションを持ち、身長2m46cm、顔はたいそう美しく一緒にいて楽しく、洗練されていて、中国語、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語、日本語を話す、巨人の中の貴族でした。 当時のイギリス皇太子がバッキンガム宮殿の壁に漢字で名前を書いてもらいたいと頼み、床ら3.5m以上の高さに文字が書かれているのを見て大喜びしたそうです。彼はイギリス南部ボーンマスで1893年11月に亡くなりました。


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ヒョードル・マシュノフは1881年にヴィテプスクで生れ、世界中の首都で人気を博し、とりわけパリでは人類学者のほとんどのメンバーが、彼に大きな興味を示しました。身長2メートル82センチ、体重183キロ。彼は1905年5月10日に亡くなりました。


彼らは、身長などの成長に著しい変化が見られる、特異成長症の人たちでした。

世界中の神話や伝説の中に巨人達が見られるのも、このためでしょう。



しかし、本当に巨人は神話や伝説の中だけなのでしょうか?本当は実在したのではないでしょうか?

1960年代、ブラジルの科学者にて探検家のオルランド・ヴィラスは同国北部のシャング山周辺を探検中、平均身長3メートルの巨人グループと遭遇。激しい投石などの攻撃により生命の危険を感じ逃げ出しました。


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時期などの詳細は不明ですが、イタリアの鉱山で身長3メートルの巨大な骨の化石が発見されました。

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19世紀のアメリカ。カリフォルニア州のヨセミテ渓谷で、身長3メートルの「母子の化石」が発見されました。

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1718年に元聖職者でアカデミー会員のアンリオンは、古代人の身長に関して様々な数学的研究を行った結果、人類の始まりから現代までの身長を比較した表を作成しました。

計算によると、
アダム   40メートル
エバ    38メートル
ノア    33メートル
アブラハム  9メートル
モーセ    4メートル
ギルガメッシュ4メートル
ヘラクレス  3メートル
アレクサンドロスは2メートルとのことです。


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ここで注目するのは、ノア以降の身長が、大きく減退していくことです。

これはノアの洪水と関係していると思慮されます。洪水以前の地球は、「天の大水」によって覆われていました。これは大量の水蒸気によって形成された水蒸気層と思慮されます。これにより宇宙からの有害な紫外線などが吸収されることとなり、生物の成長は阻害されることはなかったのです。古代の生物は巨大であったことが化石などによって明らかになっています。

大洪水以降は地球環境が激変し、当然、水蒸気層も消滅。依然と比較にならない量の紫外線が地表に降り注ぐこととなったのです。

もちろん、これは仮説です。


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かつての地上には、巨人族が闊歩していたのでしょうか?

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D'ou venons-nous? Que sommes-nous? Ou allons-nous?
「我々はどこから来たか。我々とは何か。我々はどこへ行くのか」

     シェンキエヴィッチ 「クオ・ワディス」





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